阿弥陀寺(長浜市)


  • 菅浦の町並み

ひとくくりに湖北と言っても、この菅浦の地は他の地域とは違った顔を持っている。
奥琵琶湖の葛籠尾半島に位置し、竹生島とは眼と鼻の距離である。塩津街道からも遠く外れているために人が訪れることも少なく、ひっそりとした漁村の雰囲気を漂わせている。集落は東西に細長く、東西の集落入り口には四足門という言わば結界のような役目をする木造の門がある。その昔、菅浦の地はとなりの集落との境界争いをし、村落の自治組織が強く外部との接触の少ない排他的な土地であったという。
その四足門を抜け、集落に入ると一遍の流れをくむ託何上人の開基と伝える阿弥陀寺が建つ。本尊の阿弥陀如来立像は秘仏でご開帳の予定はない。この仏像の右足臍に鎌倉時代の仏師である行快(快慶の弟子)の銘がある。
事前に拝観予約をすれば本堂左に安置されている聖観音坐像と阿弥陀如来坐像(どちらも平安時代後期)を拝見することが出来る。
西の四足門からすぐの所には須賀神社がある。鳥居から拝殿までは長い参道が続き、その参道の中ほどから先は神域の清浄保持のため土足で立ち入ることが出来ない。もともとは素足で参拝するという村の決まりであったが、今では観光客のことを思ってか、参道の左手に靴箱とスリッパが用意されている。


  • 名称:浄光山等覚院 阿弥陀寺(じょうこうざんとうがくいん あみだじ)
  • 宗派:時宗
  • 札所:近江湖北二十七名刹霊場7番札所、びわ湖百八霊場33番札所
  • 本尊:阿弥陀如来立像(秘仏)
  • 本尊について:鎌倉時代(文暦二年・1235年)、行快作、木造、漆箔、玉眼、高さ98.6cm、重要文化財
  • 公開:非公開
  • その他の仏像:阿弥陀如来坐像、平安時代後期、木造、長浜市指定文化財
    聖観音坐像、平安時代後期、木造、長浜市指定文化財
  • 住所:滋賀県長浜市西浅井町菅浦240
  • 電話番号:0749-89-1086
  • 公共交通機関:JR湖西線「永浦」駅より、湖国バス「菅浦」下車、徒歩約5分、近江鉄道バス・湖国バス時刻表
  • 車:北陸自動車道「木之本」ICから約40分
  • 駐車場:アリ
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:要予約
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:15分~20分
  • 拝観環境:全体的には暗く、拝観しやすい環境とはいえない。本尊阿弥陀如来立像は秘仏
  • 備考:
  • HP:ナシ
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滋賀県長浜市西浅井町菅浦240