川並地蔵堂(長浜市)


  • 川並地蔵堂(長浜市余呉町)

琵琶湖の北端に位置する周囲約6.4kmの小さな湖は余呉湖という。天女の羽衣伝説や龍神・菊石姫の伝説が残る。
この余呉湖の西岸に川並という集落があり、菅原道真公が生まれた土地とも言われている。
その川並地区の外れに、森に囲まれてひっそりと佇む小さな子安の地蔵堂がある。地蔵堂という名は全国各地にあるため川並地蔵堂と呼ぶのが一般的らしい。
春と秋のお彼岸の時期の年2回がご開帳が原則で、この日も滅多にこうやって開扉することはないと世話役のお二人が話してくれた。川並地蔵堂は、川並天神講の当番組によりお守りされている。
堂内は板葺きの小さな造りで、10人も入れば身動きが取りづらい広さ。本堂の向かって右から三十番神小坐像、薬師三尊、奥に天部形立像二躰、地蔵菩薩坐像、聖観音立像と並ぶ。 薬師三尊はもともと天台宗の正法寺にお祀りされていたものがこの地蔵堂に安置されるようになったらしい。またその薬師三尊の安置される厨子の奥には左右に戦火にあわれたのかそれとも、風雨にさらされたのた天部形の破損仏が二躰。
中央の地蔵菩薩は、半跏踏下で高さ88cmの桐材。この地域では桐材は女児の嫁入り箪笥の材料になる為、村で大切に育てる。その由縁もあってか子安地蔵として今でも安産の御朱印や腹帯を頂きに参詣する人が多いという。
一番左の厨子には江州伊香三十三観音霊場22番札所でもあり平安期の聖観音菩薩が安置されている。衣紋は簡素ではあるが柔和な顔立ちで、この地らしい素朴な表情。


  • 名称:白木山 地蔵堂 (しらきざん じぞうどう)通称川並地蔵堂
  • 宗派:–
  • 札所:江州伊香三十三観音霊場22番札所
  • 本尊:地蔵菩薩坐像
  • 本尊について:桐材木造、彩色、半跏踏下坐、高さ88cm
  • 公開:春と秋の彼岸(その他は団体のみ拝観予約可能)
  • その他の仏像:聖観音立像、平安時代、高さ100cm、木造
    三十番神像、高さ10cm、木造、彩色
    薬師如来立像、平安時代、高さ100cm、木造
    日光菩薩立像、平安時代、高さ27cm、木造
    月光菩薩立像、平安時代、高さ27cm、木造
    天部形立像二躰、平安時代、高さ98.4cmと104.7cm、檜一木造、彩色(破損仏)
  • 住所:滋賀県長浜市余呉町川並
  • 電話番号:0749-82-5909(奥びわ湖観光協会)
  • 公共交通機関:JR北陸本線「余呉」駅もしくは、余呉タウンバス「余呉」バス停下車、徒歩25分
  • 車:北陸自動車道「木之本」ICから約15分
  • 駐車場:ナシ
  • 拝観料:300円
  • 拝観時間:–
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:10分~20分
  • 拝観環境:ガラス張りにはなっておらず、板葺きの堂内の厨子を開扉していただける。しかし、厨子の中は奥行があり暗いために全体像は確認しづらい。
  • 備考:三十番神は下記の通り、
    「天照、八幡、加茂、松尾、大原、春日、平野、大比叡、小比叡、聖真子、苗鹿、兵主、三上、建部、赤山、祇園、住吉、稲荷、八王子、客人、吉備、熱田、諏訪、広田、気比、気多、鹿島、北野、江文、貴船」
    年に2回のご開帳以外は原則として拝観できない。ただし、世話方の方の都合によっては団体の場合、拝見できることもあるため、電話番号を記載しました。
  • HP:ナシ
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MAP—
35°31’37.0″N 136°11’07.5″E