安楽寺(尾山釈迦堂)(長浜市)


  • 尾山釈迦堂(長浜市高月町)

尾山釈迦堂は、高月町の北東の集落である雨森や井口よりさらに北、己高山の麓にある石道寺からは、西へ下り高時川を渡った尾山という集落にある。この釈迦堂には戦火を逃れた仏像が安置されており、どちらもその戦火の後に修復されたと思われる。半丈六の釈迦如来坐像(重文)と智挙印を結んだ金剛界の大日如来坐像が安置されている。
半丈六の釈迦如来坐像は桧の一木造りで大きな頭部とずんぐりとした胴体を持つ。螺髪や目は彫り出している。 両臂から指先までは後世の作、両肘部分も後補で頭部と体部の主要部分や両肩が造像当時のままであるという。
平安時代10世紀頃の作であろうと推測される如来像の左胸の前には渦巻きのような文様がある。 衣紋の彫りがやや浅いが、この立体感はしっかりと表現されていて美しい。
安楽寺の本尊である左の大日如来坐像は胸の前で智拳印を結んだ姿。 腕のあたりは新たに部材を付け替えたであろう修理の跡がしっかりと見て分かる。 また、この大日如来のものと思われる両耳の部分、右の手首及び右手の腕から手首の手前までの腕の 部分はこの堂内から発見されたものであり、平安期の大日如来像がどこかの時期に大きく破損し、 後世(室町時代から江戸時代初期の頃)修復されているものと伝わる。


  • 名称:禅福山 安楽寺(尾山釈迦堂) (ぜんふくざん あんらくじ(おやましゃかどう))
  • 宗派:真言宗
  • 札所:–
  • 本尊:大日如来坐像
  • 本尊について:平安時代、一木造、彩色、高さ156cm、重要文化財
  • 公開:要予約
  • その他の仏像:釈迦如来坐像、一木造、桧材、平安時代、高さ156cm、重要文化財
    その他破損仏
  • 住所:滋賀県長浜市高月町尾山
  • 電話番号:0749-82-5909(奥びわ湖観光協会)
  • 公共交通機関:JR北陸本線「高月」駅下車 車で10分
  • 車:北陸自動車道「木之本」ICから約8分
  • 駐車場:ナシ(周辺に駐車可能)
  • 拝観料:200円
  • 拝観時間:要予約
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:15分~30分
  • 拝観環境:ガラス張りにはなっておらず、お堂の中で自由に姿を拝見することができる。
  • 備考:尾山釈迦堂の前の道をそのまま東に進めば石道寺へと続く
  • HP:ナシ
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MAP—
35°29’54.1″N 136°14’46.0″E