冷水寺(長浜市)


湖北の主要道路でもある国道8号線と北陸自動車道が上を走るすぐ南西の地区が高月町宇根地区。この集落に鞘仏として十一面観音がお祀りされている。この辺りは肥沃な農業地域で、高さのある建物も少なく大きな屋根や樹木を見つければ、そこが神社か寺院である。冷水寺の十一面観音は元禄の作で鞘仏となっている。鞘仏とは刀の鞘(さや)から連想できるようにその中に胎内仏を納めた言わば外側の仏像のこと。
寺伝によると奈良時代の僧行基がこの地で観音像を刻み宇根に開いたと伝える宇根野寺が冷水寺の祖とされており、天正十一年(1583年)賤ヶ岳の合戦の際に、豊臣秀吉と敵対した戦国武将・柴田勝家によって伊香郡北部は焼き討ちにあいお堂は焼失、本尊は焼損されてしまう。その後、村人たちが小さなお堂を建ててそこに安置されたのが今の胎内仏である。胎内仏は表面が炭化してしまい両肘の先からはなく、そのお顔も元の姿を想像することは出来ないが、村人たちがその痛ましい姿を秘めるために現在の十一面観音を造り、台座内に納めたと言われている。


  • 名称:慈光山 冷水寺(ジコウザン レイスイジ)
  • 宗派:–
  • 札所:江州伊香三十三所第8番札所
  • 本尊:十一面観音像坐像
  • 本尊について:江戸時代(元禄15年・1702年)、木造、彫眼、彩色、鞘仏
  • 公開:要予約
  • その他の仏像:胎内仏は高月観音の里資料館に安置されている。 その他、破損仏を数躰安置。
  • 住所:滋賀県長浜市高月町宇根
  • 電話番号:0749-82-5909(奥びわ湖観光協会)
  • 公共交通機関:JR北陸本線「高月」駅下車、徒歩20分 タクシー利用の場合、約5分
  • 車:北陸自動車道「木之本」インターから約15分。
  • 駐車場:アリ(南側に2台駐車可能)
  • 拝観料:200円
  • 拝観時間:–
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:15分~30分
  • 拝観環境:ガラス張りにはなっておらず厨子に入ったお姿。近くから拝見することが可能。
  • 備考:境内のすぐ隣にスペースは小さいが胎内仏資料館がある。
  • HP:http://www.biwa.ne.jp/~kazan-28/tainaibutu2.html
  • 周辺おすすめ寺院:

MAP—
35°27’32.1″N 136°13’56.9″E