千手院(長浜市)


  • 千手院・川道観音(長浜市)

長浜市川道町にある「川道の観音さま」で広く知られる千手院で平成24年11月3日から11月11日までの期間で17年ぶりのご開扉が行われた。 南隣の尊住院とともに真言宗豊山派の寺院。 康正二年(1456年)永澄の開基と伝わる。いつの頃から千手院と呼ばれたのかは分かっていないが、もとは青龍寺といい、古くから「川道観音」の名で親しまれていた。檀家はなく川道神社と同様に、在所に人たちで守られている。
本堂に安置されているのは秘仏十一面観音立像で平安時代の作、三十三年に一度の開扉で、17年目に中開扉があり平成二十四年に行われた。本堂の中央に厨子に入り祀られているのが秘仏の千手観音立像で国指定重要文化財。その左には平成二十三年に国指定重要文化財にしていされた御代仏である千手観音立像が祀られている。
この二躰の仏像にはいわれがあり、昔、伊香郡杉野村(今の木之本町あたり)に悪病が流行り、お祀りしていた観音像に祈願しても効果がないことに怒った村人は大水の時に川に仏像を流してしまった。この大水は川道でもおこり洪水に見舞われた数日後、この寺の僧が近くの川淵で金色に輝く六尺の観音像を見つけ背負って持ち帰ると、川道の人々は喜び草堂を建てて本尊としてお祀りした。 すると、夢枕に観音様が立ち「他所から私を尋ねてくる人がいたら、淵の中にある良材で私と同じ形に彫って、それを差し上げなさい」と告げた。そこでこの寺の僧は観音様のお告げ通りに像を彫って安置した。これが今の御代仏であるが、今になっても訪ね来るものはいないという。この御代仏も通常は拝観できないが毎年11月4日の秋季大法要でご開帳される。


  • 名称:来迎山 川道観音千手院(らいごうさん かわみちかんのんせんじゅいん)
  • 宗派:真言宗豊山派
  • 札所:–
  • 本尊:千手観音立像
  • 本尊について:平安時代10世紀、檜材一木造、古色、高さ178.8cm、重要文化財
  • 公開:秘仏(17年毎に開帳)
  • その他の仏像:千手観音立像、平安時代9世紀、一木造、高さ181.8cm、重要文化財
  • 住所:滋賀県長浜市川道町452
  • 電話番号:0749-72-2169
  • 公共交通機関:JR北陸本線「長浜」駅下車、タクシーで約10分、または湖国バス高山線「川道南」バス停下車徒歩約1分
  • 車:北陸自動車道「長浜」ICから約15分、国道8号線に入り「曽根南」信号交差点を西進(左折)し約2キロ
  • 駐車場:ナシ(門前に駐車可能)
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:ご開帳時は9:00~16:00
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:15分~30分
  • 拝観環境:本尊と御代仏は厨子に安置されている。間近で拝見することが出来るがあまり明るさはない。
  • 備考:御代仏は毎年11月4日の秋季大法要にあわせてご開帳される。千手院の南には聖観音像を祀る 尊住院(本尊は大日如来)があるので併せて拝観するとよい。
  • HP:http://homepage2.nifty.com/kawamichi/
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滋賀県長浜市川道町452