常善寺(草津市)

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  • 常善寺(草津市)

天平時代に良弁僧正が華厳宗の寺院として創建されたと伝える。草津では最古の寺院で、東海道五十三次五十二番目の宿場である草津宿から300m程しか離れていない。往時には3,499坪の寺領を持つ程の隆盛を極めたが、大正時代から寺の修理修復を怠ったため本堂は老廃した。その後、昭和43年に現在の鉄筋コンクリートの本堂が落慶され、平成14年にはその敷地内に浄土宗滋賀教区教務所が建つ。現在はこの滋賀教区教務所が常善寺本堂を管理されている。
本尊は阿弥陀三尊で1256年に造像された非常に姿形の美しい三尊を安置されている。脇侍の観音・勢至両菩薩は宝髻高く切金の文様の入った衣紋は複雑に風の流れを表した姿。中尊の阿弥陀如来は螺髪が大きく右足を上にした結跏趺坐で来迎印を結んでいる。
背面の二十五菩薩来迎図は3年ほど前に修復され、立体的な来迎絵巻の構図を表している。その姿から一説には快慶の作とも言われているが、墨書にある1256年という年代を考えるに快慶に最も近いその直系の弟子行快などの作ではないだろうか。鎌倉前期の特徴をよく表現した姿。


  • 名称:布薩山 常善寺(ふさつざん じょうぜんじ)
  • 宗派:浄土宗
  • 札所:–
  • 本尊:阿弥陀如来坐像
  • 本尊について:鎌倉時代、康元元年(1256年)、寄木造、漆箔、切金、玉眼、高さ85.7cm、重要文化財
  • 公開:要予約
  • その他の仏像:観音菩薩立像、鎌倉時代、寄木造、漆箔、切金、玉眼、高さ107.0cm、重要文化財
    勢至菩薩立像、鎌倉時代、寄木造、漆箔、切金、玉眼、高さ110.9cm、重要文化財
    ほか
  • 住所:滋賀県草津市草津3丁目9番7号
  • 電話番号:077-563-3700(観光案内くさつ夢本陣)
  • 公共交通機関:JR琵琶湖線「草津」駅下車、徒歩15分
  • 車:名神高速道「栗東」ICより、約6km
  • 駐車場:アリ
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:–
  • 定休日:土日
  • 拝観時間の目安:10分~20分
  • 拝観環境:鉄筋コンクリート製の本堂で近くから拝見できる。厨子やガラス張りはなっていない。
  • 備考:拝観予約は敷地内の「浄土宗滋賀教区教務所」でも可能であるが、記載のくさつ夢本陣のボランティアの方々が丁寧に対応していただけるのでそちらを利用するのが良い。
  • HP:–
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MAP—
滋賀県草津市草津3丁目9番7号

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