金勝寺(栗東市)

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  • 金勝寺(栗東市)

金勝寺は天台宗の古刹で、東の竜王山(605m)、西の阿星山(693m)に囲まれている。金勝寺のある山を金勝山(こんぜやま)というが、これは金勝山という山があるのではなく金勝寺のある東の竜王山や鶏冠山などの山系を指す名称だという。
寺伝によると金勝寺は、天平五年(733年)聖武天皇の勅願により、奈良の都を守る国家鎮護の祈願寺として、 東大寺の初代別当良弁が開基し、八世紀の中頃までに近江の二十五別院を総括する金勝山大菩提寺として法相宗興福寺の仏教道場であった。
弘仁六年(815年)嵯峨天皇の勅願をうけ、興福寺の高僧願安が、伽藍を整備し天長十年(833年) 仁明天皇により鎮護国家の僧侶を育成する官寺である「定額寺」に列せられ、金勝の勅願を受けて現在の寺名である金勝寺となった。
さらに、国家の寺院という位置付けにあった金勝寺は年分度者二名を賜るなど大寺院として多くの僧坊と宗徒を抱えたと寺伝は伝えている。湖南から湖東あたりにかけて大きな求心力を持ったこの地域を「金勝寺文化圏」とも称されていて、現在も湖南三山などでは古像を多く伝えており、その中心地がこの金勝寺であった。
境内の二月堂には檜の一木造りで高さ360.5cmの巨大な軍荼利明王像が安置されている。檜の一木造りで、膝下や天衣は後補ではあるが、平安時代藤原期の作という。


  • 名称:金勝山 金勝寺(こんしょうざん こんしょうじ)
  • 宗派:天台宗
  • 札所:–
  • 本尊:釈迦如来坐像
  • 本尊について:平安時代藤原期、木造、漆箔、高さ218.8cm、重要文化財
  • 公開:公開(今までは、拝観予約が必要であったが平成23年4月1日より、通常公開となっている。)
  • その他の仏像:軍荼利明王立像、平安時代藤原期、一木造り、古色、高さ360.5cm、重要文化財
    虚空蔵菩薩半跏像、平安時代藤原期、木造、彩色、高さ194cm、重要文化財
    毘沙門天立像、平安時代藤原期、木造、彩色、高さ167.6cm、重要文化財
  • 住所:滋賀県栗東市荒張1394
  • 電話番号:077-558-0058
  • 公共交通機関:JR琵琶湖線「栗東」駅下車 車で約40分
    ※4月・5月・6月・10月・11月は土日祝日のみ栗東駅と手原駅から1日3往復「こんぜシャトルバス」運行。「金勝寺」で下車。シャトルバスの運賃は大人500円
  • 車:名神高速道「栗東」ICから約25分
  • 駐車場:アリ
  • 拝観料:500円
  • 拝観時間:9:00~17:00
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:30分~50分
  • 拝観環境:軍荼利明王は二月堂の中で間近で拝見できる。本堂の釈迦如来や、虚空蔵堂の虚空蔵菩薩は外陣から3メートルほど離れた距離で拝見可能。
  • 備考:こんぜシャトルバスは1日フリーパスが800円。往復の利用ならこちらがお勧め。時刻表など詳しい情報は栗東市観光物産協会(077-551-0126)まで。
  • HP:ナシ
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MAP—
34.958095, 136.034472

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