宗泉寺(野洲市)

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  • 宗泉寺(野洲市)

宗泉寺は近江富士とも呼ばれる三上山周辺の妙光山の谷間にある東光寺山山麓に建つ浄土宗の寺院。三上山は古事記や和歌にも詠まれた歴史ある山で、高速道路や野洲、草津市内などからはその美しい姿を眺めることが出来る。三上山は御神山と読むことができ、信仰が盛んな土地であったに違いない。
宗泉寺は天文十年(1541年)に建立されたと伝えるが、薬師堂に遺る諸仏などから御上神社の神宮寺として建立された東光寺の大伽藍のひとつに関係したものと思われる。本堂から更に石段を登った先にある薬師堂には、毎年8月8日の千日会に合わせてご開帳される。正面には薬師如来坐像、左に不動明王及び両童子立像、右に毘沙門天立像が厨子に祀られている。この並びは比叡山の横川中堂の祀り方と同じで、東光寺は天台宗として栄えていたのだろう。
薬師如来坐像は平安時代12世紀頃の作でヒノキ材の寄木造。螺髪は極めて細かく、細い三日月型の目に彫りの深い鼻と口元を表している。左の毘沙門天は切金文様がわずかに残り、不動明王像はひざ下には衣をまとわない黄不動の姿をしている。
ご開帳の日には、この地域の老人たちが集まりお茶の接待や世間話などで賑わいをみせる。


  • 名称:日陽山 宗泉寺(にちようざん そうせんじ)
  • 宗派:浄土宗
  • 札所:近江湖南二十七名刹霊場24番札所、びわ湖百八霊場104番札所
  • 本尊:阿弥陀如来
  • 本尊について:–
  • 公開:要予約
  • その他の仏像:薬師如来坐像、平安時代後期、ヒノキ材寄木造、古色、高さ87cm、重要文化財(薬師堂)
    毘沙門天立像、鎌倉時代、木造、切金、彩色、高さ66.7cm、重要文化財(薬師堂)
    不動明王及び両童子立像、鎌倉時代、木造、高さ95.1cm(不動)・高さ42.1cm(矜羯羅)・高さ42.1cm(制吒迦)、重要文化財(薬師堂)
  • 住所:滋賀県野洲市妙光寺234
  • 電話番号:077-587-1298
  • 公共交通機関:JR琵琶湖線「野洲」駅より、野洲市コミュニティバス「妙光寺公民館」バス停下車。徒歩3分。
  • 車:名神高速道路「栗東」ICから約15分
  • 駐車場:アリ
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:8:00~16:00
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:15分~30分
  • 拝観環境:薬師堂の諸仏に関しては外陣からの拝観となる。
  • 備考:薬師堂のご開帳は8月8日。ただし、この日以外でも事前に予約すれば開けていただける。
  • HP:–
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MAP—
滋賀県野洲市妙光寺234

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