願成寺(東近江市)

Pocket

  • 願成寺(東近江市)

東近江市の願成寺は、近江鉄道と名神高速道路の交わる北西にある。 県道から長い参道に入ると名神高速のガードが見える。これをくぐって数メートルのところにあるのが願成寺で、推古天皇二十七年(619年)に聖徳太子草創の寺院と伝わる。
本尊の聖観音立像は聖徳太子の母の姿を模したものと言われ、永禄年間に織田信長の焼き討ちにあったが本尊だけは難を逃れたと伝えている。この観音さまは元文(げんぶん)年間(1736年頃)、当時の八世愚光和尚住職の頃、寺に盗賊が忍び込み弟子の一人である栄隋が盗賊に切りつけられそうになったが、観音さまが目の前に現れ身代わりとなった。そして弟子に傷はなく無事に愚光和尚も救われたのだが、観音像の背中に刀傷が残っていたことから「身代わりの観音」として近在の信仰を集めている。
また、ここには人魚伝説が有り、それと同時に人魚のミイラを安置している。人魚は全長約72センチで、猿の頭部とボラを合わせたものだといわれるが、その姿は非公開のため分からない。


【人魚の伝説】
その昔、願成寺の末庵に美しい尼僧がいて、そこへ可愛らしい小姓が手伝いに通ってくるようになった。小姓はいつしか尼僧のお供をするようになり、初めは微笑ましく思っていた村人たちも、この小姓がどこから来ているのかと不思議に思い、ある日小姓のあとをつけると願成寺の南を流れる佐久良川へすっと消えていった。あわてて村人が投げ網を放って引き上げてみると、なんとその小姓は人魚だった。
妖怪の身でありながら尼僧を困らせたとして、哀れにもその人魚はミイラにされてしまったという。
その後、人魚のミイラは見世物として点々と人の手を渡っていたが、人魚の呪いなのか夜な夜な泣き声が聞こえたり、所有した家には不幸があったりするために、気の毒に思った人たちの手により願成寺に安置されることとなった。

  • 名称:玉尾山 願成寺(たまおざん がんじょうじ)
  • 宗派:曹洞宗
  • 札所:近江湖東二十七名刹霊場24番札所、びわ湖百八霊場77番札所
  • 本尊:聖観世音菩薩
  • 本尊について:–
  • 公開:秘仏
  • その他の仏像:–
  • 住所:滋賀県東近江市川合町950
  • 電話番号:0748-55-0155
  • 公共交通機関:JR「近江八幡」駅から近江鉄道バス「川合」下車、徒歩約5分
    または、近江鉄道「京セラ前駅」下車、徒歩約15分
  • 車:名神高速道「八日市」ICから約15分
  • 駐車場:ナシ(境内手前の名神高速高架下に駐車可能)
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:9:00~16:00
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:10分~15分
  • 拝観環境:本尊は秘仏のため拝見することは出来ない。
  • 備考:非公開ではあるが人魚のミイラを安置している。全長約72センチ
  • HP:ナシ
  • 周辺おすすめ寺院:

MAP—
滋賀県東近江市川合町950

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください