金剛定寺(蒲生郡日野町)


  • 金剛定寺(蒲生郡日野町)

蒲生郡日野町の中山という奥まった集落に多くの仏像を安置する金剛定寺がある。創建は古く奈良時代とされ、聖徳太子建立の四十八精舎のうち、17番目の寺と伝えられている。また近江十一ヶ寺のひとつにも数えられるという大寺であった。
室町時代の文亀三年(1503)に起こった兵火で位置山がことごとく消失したが、それまでは三重塔や大金堂をもつ東大寺別院であったことが分かっている。
住職の野條叡信さんは音楽家で、声明の研究のために比叡山横川で修行され僧籍をとられたという変わった経歴の持ち主。

本堂大悲閣(たいひかく)の中には、大悲閣の本尊十一面観音坐像(室町時代)を中央に、その後ろに重要文化財の聖観音、不動明王、大日如来、阿弥陀如来など多くの仏像を安置していて迫力のある空間となっている。
聖観音立像は古様な貞観様を残した女性的な優しさに満ちていて、左肩から幅の広い2つの条帛(じょうはく)を腹部にそって右の脇腹辺りまでかけた独特のかたちをしている。不動明王立像とニ童子像ものびのびとしていて見ていて気持ちがいい。


  • 名称:龍護西中山 金剛定寺(りゅうごさいちゅうさん こんごうじょうじ)
  • 宗派:天台宗
  • 札所:近江西国三十三ヶ所観音霊場第25番札所
  • 本尊:十一面観音坐像
  • 本尊について:室町時代、寄木造、玉眼、高さ103.5cm
  • 公開:秘仏
  • その他の仏像:聖観音立像、平安時代、一木造、古色、高さ143.6cm、国重要文化財
    不動明王立像、平安時代、一木造、古色、高さ169.4cm、国重要文化財
    矜羯羅童子、平安時代、一木造、古色、高さ93.9、国重要文化財
    制咤迦童子、平安時代、一木造、古色、高さ99.1cm、国重要文化財
    大日如来坐像、阿弥陀如来坐像、ほか多数
  • 住所:滋賀県蒲生郡日野町中山1940
  • 電話番号:0748-52-4904
  • 公共交通機関:近江鉄道/本線「日野」駅下車、湖国バス約15分「中山」バス停下車すぐ
  • 車:名神高速八日市ICから約25分。名神竜王ICから約20分。
    新名神高速甲賀土山ICから約25分。
  • 駐車場:アリ
  • 拝観料:志納
  • 拝観時間:–
  • 定休日:–
  • 拝観時間の目安:10分~20分
  • 拝観環境:どの仏像も近くから拝見することが可能
  • 備考:多くの観音像を祀る滋賀県水口町の北隣に位置するので、水口の寺院と絡めて参拝すると良い。
  • HP:http://ishimagostone.com/reisenji/
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滋賀県蒲生郡日野町中山1940